― MY INVESTMENT PRINCIPLES ―

私の投資原則 長期投資と思考のライブラリ

株価の上下に反応するのではなく、何を基準に判断するかを明確に持つ。
長期投資において重視している9つの原則。

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投資で最も大切なのは、毎回の株価の上下に反応することではなく、何を基準に判断するかを明確に持つことだと考えています。

このページでは、私が長期投資において重視している基本原則を整理します。
PRINCIPLE 01

永続的競争優位性(moat)を最重要視する

私が最も重視しているのは、企業が長期にわたって高い収益性を維持できる理由があるかどうかです。

  • スイッチングコスト
  • ネットワーク効果
  • ブランド
  • エコシステム
  • 参入障壁
  • 顧客基盤の強さ

単に「今伸びている会社」ではなく、なぜその強さが続くのかを考えます。

PRINCIPLE 02

資本配分を重視する

企業が生み出した利益やキャッシュを、経営者がどう使うかは非常に重要です。

  • 成長投資に再投資するのか
  • 無理なM&Aをしていないか
  • 自社株買いが合理的か
  • 配当方針は適切か
  • キャッシュを眠らせすぎていないか

良い事業でも、資本配分が悪ければ株主価値は毀損します。逆に、資本配分の上手い経営者は企業価値を大きく伸ばします。

PRINCIPLE 03

財務を重視する

利益だけでなく、キャッシュの流れを重視します。特にフリーキャッシュフロー(FCF)、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフローを見ます。

  • 契約負債
  • 売上債権
  • 在庫
  • のれん
  • 自己資本比率
  • ROICやROE

数字を表面的に追うのではなく、その数字が何を意味しているのかを考えます。

PRINCIPLE 04

経営者の質を重視する

長期投資では、経営者の質が非常に重要です。

  • 誠実さ
  • 長期志向
  • 資本配分能力
  • 説明の一貫性
  • 株主への向き合い方
  • 無理な楽観をしていないか

どれだけ良い事業でも、経営者の姿勢によって将来は大きく変わります。

PRINCIPLE 05

わからないものには手を出しすぎない

魅力的に見えるテーマでも、自分の理解が浅いものには慎重であるべきだと思っています。

「わかりやすい強さ」がない企業や、「なぜ勝てるのか」を自分の言葉で説明できない企業には、無理に投資しません。

理解できる範囲にとどまることは、地味ですが非常に重要な防御策です。

PRINCIPLE 06

仮説と反証を持つ

投資は確信だけで進めるものではなく、仮説と反証の両方を持つべきだと考えています。

  • なぜこの企業は良いと思うのか
  • その前提は何か
  • その前提が崩れるとしたら何か
  • 何を見たら自分の考えを修正するか

を明確にしておくことが大切です。

PRINCIPLE 07

株価より企業価値を重視する

短期の株価は市場心理に大きく左右されます。一方で、長期的には企業価値の積み上がりが株価に反映されていくと考えています。

そのため、私は日々の値動き以上に、

  • 事業の質
  • moatの強さ
  • 財務の健全性
  • 経営者の質
  • 成長余地
  • 資本配分

を重視します。

PRINCIPLE 08

投資判断を支える生活習慣も重視する

良い投資判断は、画面の前だけで生まれるわけではありません。日々の生活習慣、感情管理、睡眠、読書、思考整理といった土台が判断の質を支えます。

そのため、このサイトでは投資だけでなく、判断力を支える習慣についても扱います。

PRINCIPLE 09

マルチプルを読む――PERの裏にある期待と歪み

PER14倍を「割安」と即断する人が多い。でもまずPERは株価に対する収益力。業界平均より高いか低いか、付加価値のあるセグメントやプロダクトがあるか、ネガティブ要素はないか。それで加減算される。

成長期待のある企業はPER10を超え、そこに投資家の期待が乗る。これがマルチプルの拡大。

大事なのは「今の株価は期待に対して割安か?自分は他の投資家より有利なビジョンを持てているか?」を決算から読み解くこと。

人が怖がっている場所、人が知らない情報。そこに利益がある。みんなが正しいと思っているところにα(超過収益)はない。

  • 業界平均PERとの比較
  • セグメント別の付加価値
  • マルチプルの方向(拡大中か縮小中か)
  • 市場の期待 vs 自分の見立て

PERを読む――マルチプルの中に隠れた期待と歪み →

SUMMARY — まとめ
私の投資原則を一言でまとめると、
長期で強い企業を見極め、その強さが持続する理由を考え、経営者と資本配分を重視しながら、自分の判断の質も磨き続けることです。

今後、このサイトではこれらの原則を土台にして、企業分析や投資の考え方を少しずつ整理していきます。
この棚の隣に置いてある本

原則を読んだ目で、次の問いへ。競争優位をどう見るか、利益の実態をどこで測るか。