― FREE CASH FLOW ―

FCFとは何か 財務分析 · フリーキャッシュフローの読み方

会計上の利益ではわからない企業の実力を、キャッシュで見る。
バフェットが最重視する指標の意味と使い方。

#FCF #フリーキャッシュフロー #財務分析 #営業CF #長期投資
WHY FCF MATTERS
利益は「操作できる」が、キャッシュは「嘘をつけない」。FCF(フリーキャッシュフロー)とは、企業が事業活動によって実際に手元に残したお金のことです。バフェットが「企業のオーナーズアーニング(真の稼ぎ)」と呼ぶ概念の核心です。
PART 01

FCFの計算方法

基本的な計算式
FCF = 営業キャッシュフロー  設備投資(CapEx)

= 事業で稼いだキャッシュ - 事業継続に必要な投資
※ キャッシュフロー計算書の「営業活動によるキャッシュフロー」から「有形固定資産の取得」を引いた値が目安。企業によって定義が異なる場合があるため、IR資料の記載を確認することが重要。
PART 02

3つのキャッシュフローを理解する

OPERATING CF
営業キャッシュフロー
本業で稼いだキャッシュ。プラスで大きいほど良い。利益と乖離している場合は要確認。売上債権・在庫・前受金の変動が影響する。
INVESTING CF
投資キャッシュフロー
設備投資・M&A・有価証券投資などに使ったキャッシュ。成長期は大きなマイナスになることが多い。無駄な投資がないかを確認する。
FINANCING CF
財務キャッシュフロー
借入・返済・配当・自社株買いなど。自社株買いや借入返済はマイナスになる。資本配分の判断材料として読む。
FREE CASH FLOW
フリーキャッシュフロー
営業CF-設備投資。事業を維持・成長させながら自由に使えるキャッシュ。これが配当・自社株買い・M&Aの原資となる。
PART 03

投資でFCFをどう使うか

FCFを見るときのチェックポイント
FCFを見るときの注意点
FCFだけで企業を判断するのは危険な場合があります。
  • 成長投資期の企業はFCFが一時的にマイナスになることがある(投資の質を見る)
  • 減価償却の方針によって営業CFの水準が変わる場合がある
  • 会計基準(日本基準・IFRS・US-GAAP)によって分類が異なる場合がある
  • CapExを意図的に抑えることで短期的にFCFを良く見せることもできる
SUMMARY — まとめ
FCFは、企業が本当に稼いでいるかどうかを確認する最も信頼性の高い指標のひとつです。利益は操作できても、キャッシュは嘘をつきません。継続的に高いFCFを生み出せる企業こそが、長期で株主価値を積み上げていきます。
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財務の読み方を手にしたら、企業を整理する枠組みへ。そして実際の業種の地形へと続く。