― COMPANY ANALYSIS FRAMEWORK ―
企業分析テンプレート
企業分析 · 長期投資家のための評価軸
moat・経営者・財務・資本配分の4軸で企業を評価する。
今後の個別企業分析記事の土台となる基準フレームワーク。
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ABOUT THIS TEMPLATE
このテンプレートは、長期保有に値する企業かどうかを判断するための評価軸をまとめたものです。財務数字だけでなく、事業の構造・経営者の質・資本配分まで含めた4軸で企業を見ます。個別企業分析記事はすべてこのフレームに沿って書かれます。
AXIS 01 — 競争優位性
moat(永続的競争優位性)
この企業を守る「堀」は何か。なぜ競合に真似されにくいのかを確認する。
- スイッチングコスト・ネットワーク効果・ブランドのいずれかが存在するか
- 価格を少し上げても顧客が離れにくい構造があるか
- シェアが高い理由が、構造的なものか偶然か
- 5年後・10年後もその強みが残る理由を説明できるか
- AIや技術変化で moat が崩れるリスクはあるか
- 競合が10億円を投じても奪えない強みがあるか(Buffett基準)
AXIS 02 — 経営者
経営者の質
長期投資では経営者の姿勢が業績を大きく左右する。誠実さと長期志向を見る。
- IR資料・決算説明の言葉が一貫しているか(楽観的な見通し一辺倒でないか)
- 悪い情報を早く・正直に開示しているか
- 長期的な視点で事業を語っているか(短期利益だけを重視していないか)
- 株主を重視した姿勢が言動に表れているか
- 創業者、またはオーナーシップを持つ経営者か
- 無理な楽観・誇大表現がないか
AXIS 03 — 財務
財務の健全性
利益だけでなくキャッシュの流れを重視。数字が何を意味するかを考える。
- フリーキャッシュフロー(FCF)が継続的にプラスか
- 営業利益率・ROICが同業他社と比べて高いか
- 売上に対して契約負債(前受収益)が大きいか(先払い型の収益モデルか)
- 有利子負債が過大でないか、自己資本比率は適切か
- のれん・無形資産が過大に積み上がっていないか
- 売上債権・在庫の回転期間に異常がないか
AXIS 04 — 資本配分
資本配分の合理性
利益やキャッシュをどう使うかが企業価値を左右する。配分の質を評価する。
- 成長投資(設備・R&D・M&A)に対してリターンが伴っているか
- 自社株買いが割安なタイミングで行われているか
- 配当方針が持続可能で一貫しているか
- 無理・無駄なM&Aをしていないか
- キャッシュを過剰に眠らせていないか(または合理的な理由があるか)
- ROICが資本コストを上回っているか
HOW TO USE — 使い方
このテンプレートは「買うか否か」の決断ツールではなく、企業を深く理解するための思考整理ツールです。チェックリストを埋めることで、自分がその企業について何を知っていて、何を知らないかが明確になります。
企業分析ワークシート
印刷して手書きで記入できます。Ctrl+P(Cmd+P)で印刷してください。
AXIS 01 — moat(競争優位性)
AXIS 02 — 経営者の質
AXIS 03 — 財務の健全性
AXIS 04 — 資本配分
総合評価
投資判断メモ