日本最古参のスーパーゼネコンのひとつ。
国内の土木・建築の巨大プロジェクトを支えながら、「宇宙エレベーター」研究という100年先を見据えた投資——技術の蓄積と挑戦が同居する企業。
1892年創業の建設大手。超高層ビル・ダム・橋梁・地下鉄などあらゆる大型建設案件を手がける。海外(米国・英国・豪州・東南アジア)でも大型プロジェクトを受注し、日本のスーパーゼネコンの中でも広い海外展開を持つ。
宇宙エレベーターの基礎研究という先進的技術投資でも知られる。2050年の実現を目標に研究開発を続けており、超高強度素材(カーボンナノチューブ)の技術開発が施工技術全体の底上げにも寄与している。
建設業の中でも施工管理技術・技術者の蓄積がmoatの核心であり、130年超の経験で積み上げた技術者集団と施工ノウハウが参入障壁となる。近年は再生可能エネルギー(風力・太陽光)の開発事業にも展開し、建設業の枠を超えた収益源の多様化を図っている。
大林組のmoatは「技術者と施工ノウハウの蓄積」にある。スーパーゼネコンは大型・複雑な工事を安全確実に施工できる技術力と施工管理能力が参入障壁となる。130年超の経験で蓄積した技術・人材は容易に模倣できない。ただし建設業は受注型ビジネスであり、通行料的な安定収益は低く景気サイクルの影響を受けやすい。
※概算値・参考値。投資判断の根拠にしないこと。必ず一次情報をご確認ください。
建設コスト上昇:資材費・人件費の高騰が固定価格受注案件の採算を直撃するリスクがある。価格転嫁交渉力と契約条件の柔軟性が重要な管理指標だ。
技術者不足:建設業界全体で技術者・施工管理者の高齢化と人材不足が深刻化している。採用・育成・省力化投資が中長期の競争力に直結する。
海外プロジェクトのリスク:米国・英国・豪州・東南アジアでの大型案件は、為替・政治・コスト超過のリスクを抱える。過去にも海外案件で大きな損失を計上した事例がある。
受注価格競争:スーパーゼネコン間での受注競争が激化する局面では、採算を度外視した受注が利益率を低下させるリスクがある。