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NISAの始め方

はじめてでも迷わない。
制度の理解から口座開設・積立設定まで、全8章で学べます。

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コース目次
00 はじめに — なぜ今NISAを学ぶのか 3 min
01 NISAとは何か 5 min
02 つみたて投資枠と成長投資枠 5 min
03 初心者は何から始めるべきか 4 min
04 NISA口座を開く流れ 5 min
05 証券会社の選び方 4 min
06 商品選びの基本 5 min
07 よくある不安 5 min
08 今日やること 3 min
新NISAの本当の意味 — 英国ISAから日本の非課税制度の歴史 読み物
LESSON 00

はじめに — なぜ今NISAを学ぶのか

⏱ 約3分
この講座は「制度を覚える場」ではなく「始める場」です。

お金を貯めるだけでは足りない時代

銀行預金の金利はほぼゼロに近い水準が長く続いてきました。一方で物価は少しずつ上昇しています。つまり、ただ貯金しているだけでは、お金の実質的な価値は目減りしていきます。

「投資」と聞くと難しそうに感じるかもしれません。でも、国が用意した税制優遇の仕組みを使えば、普通の人でも無理なく資産形成を始められます。

NISAはシンプルな仕組み

NISAの本質はたった一つです。

NISA口座で買った金融商品の利益に、税金がかからない。

通常、株式や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかります。NISAを使えば、この税金がゼロになります。

最初の一歩で止まりやすい

NISAの存在は知っている。でも始められていない。そういう方は少なくありません。理由の多くは「よく分からないから」です。

この講座では、こうした疑問を一つずつ解消して、最後には実際に口座を開いて最初の積立設定をするところまでたどり着くことを目指します。

UNDERSTANDING CHECK
Q. NISAは何を非課税にする制度ですか?
預金の利息
投資で得た配当金や売却益
給与所得
不動産収入
正解です。NISA口座で購入した金融商品から得られる配当金・分配金・売却益が非課税になります。通常は約20%の税金がかかるところ、NISAなら0%です。
LESSON 01

NISAとは何か

⏱ 約5分

NISAの正式名称

NISAは「少額投資非課税制度」の愛称です。イギリスのISA(Individual Savings Account)をモデルに、日本版として2014年に始まりました。

通常の投資とNISAの違い

通常の証券口座(特定口座・一般口座)で投資をすると、利益に対して約20.315%の税金がかかります。

例えば、10万円の利益が出た場合
通常口座:約2万円が税金として引かれる → 手取り約8万円
NISA口座:税金ゼロ → 手取り10万円

この差は、長期で積み立てるほど大きくなります。

現行NISAの特徴

2024年1月に制度が大幅に改正され、使いやすくなりました。主な特徴は以下の通りです。

誰が使える?

日本に住む18歳以上の方なら、誰でもNISA口座を開設できます。ただし、NISA口座は一人一口座です。複数の証券会社で同時に持つことはできません。

UNDERSTANDING CHECK
Q. 現行NISAの非課税保有期間はどれですか?
5年間
20年間
無期限
10年間
正解です。2024年に改正された現行NISAでは、非課税保有期間が無期限になりました。一度買った商品を何年持ち続けても、利益に税金はかかりません。
LESSON 02

つみたて投資枠と成長投資枠

⏱ 約5分

2つの枠の全体像

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。両方を同時に使うことができます。

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
対象商品金融庁が選定した投資信託・ETF上場株式・ETF・REIT・投資信託など
買い方積立方式一括でもスポットでも積立でも可
向いている人初心者、コツコツ型個別株も使いたい人
難易度低いやや高い

生涯の非課税保有限度額

NISA全体で使える非課税枠の合計上限は1,800万円です。ただし、成長投資枠だけで使えるのは1,200万円までです。

つみたて投資枠だけで1,800万円を使い切ることは可能。
成長投資枠だけで1,800万円を使い切ることはできない(上限1,200万円)。
両方を組み合わせて1,800万円にするのが一般的。

枠の復活

NISA口座で持っている商品を売却すると、その分の非課税枠が翌年以降に復活します。つまり、一度使った枠は永久に消えるわけではありません。

ただし復活するのは翌年以降で、「買値ベース」で計算されます。年間の投資枠(360万円)を超えて買い直すことはできません。

初心者はどちらを使う?

結論から言えば、まずは「つみたて投資枠」から始めるのが安心です。金融庁が選定した商品に限定されているため、極端にリスクの高い商品が含まれていません。次の章で詳しく説明します。

UNDERSTANDING CHECK
Q. 生涯の非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠で使えるのは最大いくらまで?
600万円
1,200万円
1,800万円
360万円
正解です。成長投資枠で使えるのは1,800万円のうち最大1,200万円までです。残りの600万円以上はつみたて投資枠で使う形になります。
LESSON 03

初心者は何から始めるべきか

⏱ 約4分
多くの初心者にとって最も始めやすいのは、
つみたて投資枠で、長期・分散型の投資信託を毎月積み立てること。

完璧を目指さなくていい

「最適な商品」を見つけてから始めよう、「もう少し勉強してから」と思って先延ばしにする方は多いです。でも、始めること自体に価値があります。

いきなり個別株でなくていい

個別株投資は、企業分析や市場動向の理解が必要です。最初からそこを目指すとハードルが高くなります。

つみたて投資枠で買える投資信託は、多くの銘柄に分散投資する商品です。1つの投資信託を買うだけで、世界中の企業に少しずつ投資できます。

「少額で意味あるの?」

あります。少額でも投資を始めることで得られるものは大きいです。

大事なのは「いくら」ではなく「いつ始めるか」。
早く始めた方が、複利の恩恵を長く受けられます。
UNDERSTANDING CHECK
Q. 初心者がNISAで投資を始めるとき、最も大切なのは?
最適な商品を完璧に選ぶこと
まず始めてみること
できるだけ大きな金額を投資すること
毎日株価をチェックすること
その通りです。完璧な準備より、まず始めることが大切です。少額でも始められ、後から商品変更も積立額の変更もできます。
LESSON 04

NISA口座を開く流れ

⏱ 約5分

6つのステップ

NISA口座の開設から最初の積立設定まで、以下のステップで進みます。

  1. 証券会社を選ぶ
    ネット証券が手数料・使いやすさの面で有利です。次の章で選び方を詳しく解説します。
  2. 口座開設を申し込む
    証券会社のWebサイトから申し込みます。「NISA口座も同時に開設する」を選びましょう。証券口座とNISA口座は別物ですが、同時に申し込めます。
  3. 本人確認をする
    マイナンバーカード(または通知カード+運転免許証など)が必要です。スマホで撮影してアップロードするのが一般的です。
  4. 税務署の審査を待つ
    NISA口座は税務署の審査があるため、開設まで1〜2週間かかります。証券口座は先に使えるようになることが多いです。
  5. 投資する商品を選ぶ
    つみたて投資枠で購入する投資信託を選びます。商品選びのポイントは第6章で解説します。
  6. 積立設定をして、継続する
    毎月の積立金額と引き落とし日を設定すれば、あとは自動で積み立てが続きます。

用意するもの

口座開設の申し込み自体は10〜15分程度で完了します。
「面倒そう」と思って先延ばしにしていた方ほど、実際にやってみると「こんなに簡単だったのか」と感じることが多いです。
UNDERSTANDING CHECK
Q. NISA口座の開設に必要なものとして正しくないのは?
マイナンバーカード
銀行口座
投資経験の証明書
メールアドレス
正解です。投資経験の証明書は必要ありません。投資が初めての方でもNISA口座を開設できます。必要なのはマイナンバー、本人確認書類、銀行口座、メールアドレスです。
LESSON 05

証券会社の選び方

⏱ 約4分

比較疲れを防ぐ

証券会社の選択肢は多く、比較サイトを見れば見るほど迷います。大切なのは、「完璧な1社」を探すのではなく、「自分が続けやすい1社」を選ぶことです。

選ぶときの3つの軸

なぜ大事かチェックポイント
取扱商品数つみたて投資枠の対象商品が十分にあるか主要なインデックスファンドが揃っているか
使いやすさ操作が面倒だと続かないアプリの評判、画面の見やすさ
積立設定のしやすさ毎月の自動積立がスムーズか銀行引き落とし対応、設定変更の手軽さ

ポイント還元より大事なこと

証券会社の比較でよく話題になるのがポイント還元やキャンペーンです。もちろん得になりますが、もっと大事なのは「長期間ストレスなく使い続けられるか」です。

ネット証券が向いている理由

初心者がNISAで積立を始めるなら、ネット証券がおすすめです。

迷ったら、主要なネット証券の中から1社を選んで始めましょう。
証券会社は後から変更することもできます(年1回、手続きが必要)。
UNDERSTANDING CHECK
Q. 証券会社を選ぶとき、最も重視すべきなのは?
ポイント還元率の高さ
長期間ストレスなく使い続けられるか
キャンペーンの豪華さ
店舗が近くにあるか
正解です。ポイントやキャンペーンは一時的ですが、使いやすさは毎日の体験に影響します。長期間続けやすい証券会社を選ぶことが最も大切です。
LESSON 06

商品選びの基本

⏱ 約5分

投資信託とは

投資信託は、多くの投資家から集めたお金をまとめて、専門家が株式や債券などに投資する金融商品です。1つの投資信託を買うだけで、数十〜数千の銘柄に分散投資できます。

インデックス型とアクティブ型

種類特徴手数料
インデックス型日経平均やS&P500などの指数に連動する運用低い(年0.1%前後〜)
アクティブ型専門家が独自に銘柄を選んで運用高い(年1%前後〜)

初心者にはインデックス型が選ばれることが多いです。理由は、手数料が安く、長期的にはアクティブ型の多くを上回る成績を残してきたからです。

「分散」とは何か

分散投資とは、1つの対象に集中せず、複数の対象に分けて投資することです。

全世界株式型のインデックスファンドなら、1本で世界中の数千銘柄に分散投資できます。

手数料を見る理由

投資信託には「信託報酬」というコストがかかります。年率で表示され、保有している間ずっとかかり続けます。

年0.1%と年1.0%の差は、20年間で大きな差になります。
同じ指数に連動するファンドなら、手数料が安い方を選ぶのが合理的です。

分からないものは買わない

これはどんな投資にも当てはまる大原則です。仕組みが理解できない商品は、たとえ人気があっても避けましょう。

UNDERSTANDING CHECK
Q. インデックス型の投資信託が初心者に選ばれやすい理由は?
必ず利益が出るから
手数料が安く、長期的に安定した成績を残してきたから
元本が保証されているから
短期で大きな利益を狙えるから
正解です。インデックス型は手数料が低く、長期的にはアクティブ型の多くを上回る実績があります。ただし元本保証はなく、必ず利益が出るわけではありません。
LESSON 07

よくある不安

⏱ 約5分

投資を始める前に感じる不安は、知識が足りないからではなく、経験がないからです。ここでは多くの方が感じる不安と、その考え方を整理します。

「今始めるのは遅くない?」

投資に「遅すぎる」タイミングはありません。市場は上下を繰り返しながら長期的には成長してきた歴史があります。

投資を始める最良の日は昨日。次に良い日は今日。
— よく引用される投資の格言

大切なのはタイミングではなく、「市場にいる時間」です。

「暴落したらどうする?」

暴落は起こります。これは避けられない事実です。しかし、積立投資をしている場合、暴落は「安く多く買えるチャンス」でもあります。

積立を続けることが、最もシンプルで効果的な暴落への対処法です。

「少額でも意味ある?」

あります。月5,000円を年利5%で20年間積み立てると、元本120万円に対して約85万円の利益が生まれます。少額でも長期間続ければ複利の力が働きます。

「売ったら枠はどうなる?」

NISA口座で保有している商品を売却すると、その購入時の金額分の非課税枠が翌年以降に復活します。「一度使ったら終わり」ではありません。ただし、年間の投資枠(360万円)を超えての復活利用はできません。

「一括投資と積立、どっちがいい?」

理論上は、まとまった資金があるなら一括投資の方がリターンが高くなる傾向があります。しかし、心理的なハードルを考えると、毎月の積立から始める方が続けやすいです。

大切なのは「一括か積立か」ではなく、「始めるか始めないか」。
迷うなら積立から。慣れてきたら一括も検討すればよいのです。
UNDERSTANDING CHECK
Q. 暴落時に積立投資をしている人がとるべき行動は?
すぐに全て売却する
積立を続ける
積立額を大幅に減らす
投資をやめて預金に切り替える
正解です。暴落時に売ると損失を確定してしまい、回復の恩恵を受けられません。積立を続ければ、安い価格で多く買えるドルコスト平均法の効果が働きます。
LESSON 08

今日やること

⏱ 約3分
学んだことを、今日の行動に変えましょう。

あなたの行動チェックリスト

以下の5つを、上から順に進めてみてください。全部を今日中にやる必要はありません。でも、1つ目だけは今日やりましょう。

迷ったときの判断基準

この講座で一番大切なメッセージは1つだけです。

「完璧な準備」より「小さな一歩」。

あなたがこの講座を最後まで読んだこと自体が、すでに大きな一歩です。
FINAL CHECK
Q. この講座を通じて最も伝えたかったことは?
NISAの制度を完璧に理解すること
完璧な準備より、小さな一歩を踏み出すこと
できるだけ多くの金額を投資すること
証券会社を頻繁に変更すること
お見事です。NISAは始めることに最大の価値があります。この講座が、あなたの最初の一歩の後押しになれば幸いです。
コース修了おめでとうございます
「NISAの始め方」全8章を学び終えました。
あとは行動するだけです。小さな一歩が、未来を変えます。
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LESSONS
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QUIZ CORRECT