2026 · MARCH · 27 — FRIDAY

投資キュレーション

LONG-TERM INVESTOR'S LENS — BASED ON PUBLIC SOURCES

公開情報をもとに、長期投資家として今週読んでおきたいトピックを独自にまとめました。

ナスダック · 急落 CPI · 2%割れ ドル円 · 159円台 TSMC · 設備投資
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この記事は各出典の公開情報をもとに、長期投資家の視点で独自に要約・コメントしたキュレーション記事です。 記事本文の著作権は各出典に帰属します。内容の詳細・正確性は各出典元をご確認ください。投資判断は自己責任でお願いします。
CURATOR'S NOTE — 2026.03.27

本日は3月期末の配当権利落ち日。前日のNY市場でナスダック100が-2.38%と大幅安となり、 イラン情勢・META訴訟・NVDA売りが重なった。国内ではCPIが約4年ぶりに2%を割り込み、 日銀の追加利上げ観測がやや後退。為替は159円台後半で推移した。4本を長期視点で整理する。

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ナスダック100、-2.38%の大幅安 イラン停戦決裂・META訴訟・NVDA売りが重なる

「ナスダック100は3月26日(NY)に前日比-575.98pt(-2.38%)の23,586.99で引けた。 イランが米国の和平案を拒否し地政学リスクが再燃。原油急騰がインフレ懸念につながり、 金利敏感なハイテク株に売りが集中。エヌビディア(NVDA)も大幅下落し、 AI関連株全体に波及した。」
要約出典 : OANDA マーケットニュース 2026年3月27日

下落の主因は3つの重なりだ。①イラン核協議の決裂による原油高→インフレ再加速懸念、 ②メタ(META)のSNS依存訴訟で法的責任を認定、③エヌビディア株の急落が半導体・AI関連に波及。 ナスダック100構成銘柄の約7割がマイナスとなった。

INVESTMENT PERSPECTIVE

地政学リスクがテック株に直撃するパターンは繰り返される。注目すべきは 「地政学ショックで下がる企業と下がらない企業の違い」だ。 原油依存度が低く、地理的に分散した事業と内製的なFCF創出力を持つ企業は こうした局面でも相対的に底堅い。長期保有銘柄のmoat点検の機会として使いたい。

地政学耐性 原油感応度 moat点検

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全国CPI 2月 コア+1.6% 約4年ぶりの2%割れで日銀政策に影響

「2026年2月の全国消費者物価指数(生鮮食品除くコアCPI)は前年同月比+1.6%となり、 2022年3月以来約4年ぶりに日銀の目標2%を下回った。市場予想(+1.7%)も下回る結果。 エネルギーが前年比-9.1%と大きく寄与。電気・ガスの政府支援策再開が主因。」
要約出典 : Bloomberg 2026年3月23日 / ニッセイ基礎研究所

米類は前年比+17.1%(ピーク時+101.7%から大幅鈍化)と食料品の高止まりは続くが、 エネルギー政策の効果でコア全体は押し下げられた。 ニッセイ基礎研は「3月以降は再び2%台に戻る可能性が高い」と分析している。

INVESTMENT PERSPECTIVE

CPI2%割れは日銀の追加利上げ時期を後ずれさせる可能性がある。 ただしエネルギー補助金という「一時的要因」が主因のため、構造的なインフレ鈍化とは区別して読む必要がある。 金利敏感な銀行株・REITへの影響を確認しつつ、実質賃金のプラス継続が消費回復につながるかを注視したい。

日銀利上げ後ずれ 一時要因 vs 構造変化 実質賃金 · 消費

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ドル円 159円台後半 160円の節目を前に介入警戒感が高まる

「3月27日のドル円は159円台後半で推移。160円手前に売り注文が厚く、 心理的節目として意識されている。 アナリストからは『4月半ば〜後半にかけて当局の実弾介入リスクが高まる』との指摘がある。 トランプ大統領がイランへの交渉期限を4月7日まで延期すると発言した際に一時急落するも回復。」
要約出典 : OANDA ドル/円見通し 2026年3月27日 / ZAi Diamond FX

日米金利差の継続が円安の主因。CPI鈍化で日銀利上げ期待が後退し、 ドル高圧力が続く構図だ。輸出企業の想定レートは約145円水準のため、 159円台は業績上振れ要因として働く。

INVESTMENT PERSPECTIVE

160円節目での介入警戒は短期的な材料だが、長期投資家の視点では為替より事業構造が重要だ。 「円安で恩恵を受けるか、コスト増になるか」は企業の収益構造による。 為替に振り回されない企業——国内で完結する事業・海外で現地通貨完結のモデル——に注目したい。

介入リスク 為替感応度 収益構造の把握

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TSMC 2026年設備投資 最大560億ドル・売上+30%見通し AI需要が牽引

「TSMCの2026年設備投資計画は520〜560億ドル(前年比+32%前後)。 2026年通年の売上高見通しは前年比+約30%。 AI半導体向けの先端ノード需要が旺盛で、熊本第2工場・アリゾナ工場の増強も進む。 ADR株価は3月25日時点で347.06ドル。」
要約出典 : みんかぶ米国株(TSMC)/ 楽天証券トウシル エヌビディアGTC2026レポート

TSMCの設備投資拡大は、エコシステム全体——ASML・KLA・TEL・信越化学・AMAT——への 設備需要として波及する。AI半導体需要は2026年も高水準が続く見通しで、 前工程装置・材料メーカーへの受注積み上がりが続くとみられる。

INVESTMENT PERSPECTIVE

TSMCの設備投資額はサプライチェーン全体への「需要シグナル」として読める。 前工程装置(ASML・KLA・TEL)と材料(信越化学・SUMCO)はTSMCが投資する限り 恩恵を受け続ける構造だ。 逆にTSMCの設備投資が鈍化した場合のリスクも同時に頭に入れておく必要がある。

設備投資シグナル エコシステム波及 AI需要の持続性